コンテンツ詳細
クレカのボーナス払いとは?メリットとデメリットを解説

商品やサービスの購入時には、クレジットカードの利用が便利です。
クレジットカードは決済金額分を一定期間経過後に支払うため、立て替え払いをしてもらっていることとなります。
立て替え払い返済までの間に、銀行口座へお金を用意しておけば良いため、家計のキャッシュフローが付けやすいという特徴があります。
そんなクレジットカードには一括払いだけでなく、分割払いやリボ払いがありますが、実は便利でお得な方法として「ボーナス払い」があります。
この記事ではボーナス払いに焦点をあて、そのメリットやデメリットについて詳しく解説します。
もしも、これから大きな買い物の必要があるという人は、ぜひ参考情報としてご活用ください。
ボーナス払いのメリットとデメリットをご紹介
ボーナス払いと聞くと、どのようなことを思い浮かべるでしょうか?
ひょっとすると住宅ローンの方が馴染みが深いかも知れません。
住宅ローンの場合は毎月の返済に加え、ボーナス時に多めに返済するボーナス払いを併用することで、月々の支払いを比較的抑えることが可能です。
実は、クレジットカードにもボーナス払いがあります。
住宅ローンは年間トータルの支払いを、ボーナス月に多めに返すことがボーナス払いですが、クレジットカードの場合は支払時に月々の支払いにするか、ボーナス月に支払うボーナス払いにするのかを選択することができるという違いがあります。
クレジットカードのボーナス払いとは具体的にどのようなものなのか、基礎から見て行きましょう。
クレジットカードの支払いの種類
クレジットカードの支払方法は大きく分けると4つあります。
それらは
「一括払い」
「分割払い」
「リボ払い」
「ボーナス払い」
の以上4つとなります。
支払い関連情報はさまざまなサイトで紹介されていますが、意外にこれらの違いを知らない人が多いようです。
一括払いはカード利用の翌月(カードによっては翌々月)にまとめて支払う方法で、金利手数料は無料です。
分割払いは支払回数を設定し、それに応じて支払金額を分割します。3回以上の分割では金利がかかりますが、2回払いの場合は金利がかからないためお得に分割することが可能です。
リボ払いは月々の支払い金額を設定し、それに応じて支払期間を決めるという方法です。分割払い同様に金利手数料が必要です。
分割払いやリボ払いは借金と同様の性質があるという理由で、万一の返済遅延や滞納リスクに備え、計画的な利用をする必要があるでしょう。
そして、今回紹介するボーナス払いは、ボーナス時期にまとめて支払う方法です。
ボーナス払いの方法は2種類ある
ボーナス払いはボーナスが出る時期に支払う方法だと紹介しましたが、ボーナス払いには2種類の方法があります。それは一括払いと2回払いです。
ボーナス時期に一括払いをした場合は金利手数料が無料で、2回払いにしたとしても通常の分割払いよりも低い金利で支払うことが可能です。
また、ボーナス2回払いにしたとしても金利手数料が無料のカードも存在するため、ボーナス払いを利用する時には、カード会社に金利手数料の確認をしてから利用されることをオススメします。
ボーナス払いの7つのメリット
クレジットカードの支払回数を指定する時に、ボーナス払いを選ぶ人は意外に少ないようですが、実はボーナス払いにはさまざまなメリットがあります。
どうせ同じ金額の支払をするのであれば、少しでもお得に支払いたいものですよね?
ここでは、ボーナス払いの7つのメリットについて解説したいと思います。
これらのメリットをご覧いただくと、こんなにたくさんメリットがあったのかと驚かれるかも知れませんよ。
ぜひともしっかりとチェックして上手に利用していただければと思います。
住宅ローンのように繰り上げ返済や変更を考えなくて良い
ボーナス払いにした場合には、基本的にはボーナス時期にまとめて支払いを行うため、繰り上げ返済や支払い方法の変更をする必要がありません。
住宅ローンの場合は資金が貯まったら金利を浮かすために繰り上げ返済をすることが多いようですが、面倒な手続きが付いてまわります。
クレジットカードの分割払いやリボ払いも繰り上げ返済は可能ですが、別途手続きや連絡などは必要となります。
これらの手間を考えずにボーナス月にまとめて支払うボーナス払いは、余分なことを考えずにすむシンプルな支払方法なのです。
支払い猶予期間が長い
クレジットカードでボーナス払いを選択した時には、夏のボーナス払いと冬のボーナス払いのどちらかで支払います。
実はこの支払い時期によるメリットがあり、たとえば年末にクレジットカードを利用してボーナス払いを選択した場合、支払時期は翌年の8月となります。
つまり、利用してから支払うまでに最長で7か月もの期間が与えられるのです。
それによって、急な支払いがあったとしても、支払までの長い猶予期間の間に金策を打つことができるため、資金繰りがしやすいという特徴があります。
金利手数料なしで支払元金のみ返済すればよい
ボーナス払いは原則的には金利手数料がかかりません。
2回払いを選択した場合にもさきほど紹介した通り、手数料が低かったり、無料のクレジットカードも存在します。
最長7カ月の支払期間があるにも関わらず、手数料がかからないのは特殊な支払方法といえます。
もしも7カ月先までの分割払いや7カ月先までのリボ払いをすれば、相応の手数料がかかります。
クレジットカードでなくカードローンを借りた場合にも、7カ月間で完済した場合にも一定の金利がかかります。
そのように考えると、7カ月の猶予がある金融取引で手数料がかからないというのは異例中の異例といえるでしょう。
平均的な家計計算がしやすく、計画性を保ちやすい
ボーナス払いを利用することで、計画的な家計管理がしやすいというメリットもあります。
たとえば30万円の臨時出費があった場合、一括払いにすると翌月の家計支出にマイナス30万円を計上しなければなりません。
6か月に分割して払った場合も毎月5万円と金利が支出に乗っかってきます。
そうすると臨時出費にも関わらず、単月での支出が大きくなり、場合によっては毎月赤字となってしまう可能性もあります。
しかし、ボーナス月にまとめて支払うと、普段の家計にはなんの影響も出る事がなく、普段通りの生活を送ることが可能です。
公務員や大手企業は特に計画を立てやすい
公務員や大手企業で働いている人は、ほぼ確実にボーナスが出ることや、一定以上のボーナスが期待できるため、ボーナス払いをしやすいという特徴があります。
中小企業で働いている場合は「今年はボーナスがいくらでるんだろう?」「ちゃんとボーナスがもらえるんだろうか?」と不安になっている人もいらっしゃるかも知れませんが、公務員や大企業の場合はある程度ボーナスの額も読みやすいため、ボーナス払いに期待した支払いがしやすいというメリットがあります。
車や家電などの大きな買い物がしやすい
ボーナス払いをすると、車や家電などの大きな買い物をしやすいというメリットもあります。
車の購入額の一部や、車検代などをボーナス払いにすると、家計への支障を軽減することができますし、家電などの買い替え時にも家計は普段通りで購入することができます。
特に家電製品の場合は、5年から10年程度で買い替えのサイクルを迎えるものが多い上、購入時期が同時期であれば、故障も同時期になってしまう傾向があります。
そうなると、買い替え費用が一気にかさむことがありますが、ボーナス払いでそれらを切り抜けることができるでしょう。
万一浪費をしても損得感情に振り回されにくい
ボーナス払いの場合は、万が一浪費をしたとしても損得勘定に振り回されにくいという性質もあります。
たとえば浪費によって、普段の生活を切り詰めなければならなくなった場合には、心理的負担となるケースが多々あります。
「残りのお金で今月乗り切らないといけない」「いつも以上に節約しないとヤバイ」「こんなに厳しい状況になるのが分かっていたのに、どうして浪費してしまったんだろう」と、マイナス感情にさらされがちですが、ボーナス払いをした場合には、毎月の生活には影響が出にくいため、これらの心理負担を課せられるリスクを抑えられます。
もちろん、だからといって浪費をしても良いというわけではありませんので、ボーナス払いがあることによって使い過ぎないように気を付けましょう。
ボーナス払いの4つのデメリット
ボーナス払いは便利でお得な支払い方法ではありますが、デメリットがないわけではありません。いくつかのデメリットがあります。
ここでは典型的なボーナス払いのデメリットとして、「ボーナス払いできないお店がある」「海外で利用できない」「ポイント還元割合が下がる可能性あり」「ボーナスが出なくなる可能性あり」の4つについて紹介します。
ボーナス払いを利用しようと考えている人は、メリットを参考にするだけでなく、デメリットも頭に入れて、利用すべきかどうかを検討されることをオススメします。
ボーナス払いできないお店がある
ボーナス払いは便利な支払い方法ではありますが、実は全てのお店で利用できるわけではありません。
ボーナス払いができるクレジットカードだとしても利用できないこともあるのです。
では、どんなお店が利用できて、どんなお店は利用できないのでしょうか?
これはお店によってバラバラなので一概にいうことはできませんが、一般的な傾向としては、規模の大きなショップの場合は利用可能としているところが多いようです。
逆に小規模のお店やコンビニなどでは利用不可となっているところが多いようです。
定員さんに「ボーナス払いでお願いします」と言っても「利用できません」と言われる可能性は覚悟しておかなければなりません。
海外で利用できない
VISAなどの国際ブランドのクレジットカードを利用する場合、日本国内だけでなく海外でも支払いが可能です。
また、いざという時に海外でお金を借りる海外キャッシングにも対応しているカードが数多くあります。
しかし、ボーナス払いは海外では利用できません。あくまでも日本国内のみで通用する支払方法であることを覚えておきましょう。
海外で支払金額が厳しいと感じた場合には、リボ払いなどでしのぐ方法を考える必要があります。
ボーナス払いができないということは、海外旅行によく行く人や、海外出張が多い人にとってデメリットであるといえるでしょう。
ポイント還元割合が下がる可能性あり
ポイント還元率が下がるケースもあるようです。
クレジットカードを利用する場合には、利用金額に応じて一定割合のカードポイントが付きます。貯まったカードポイントは商品に交換したり、サービス提供にあてがうことができる上、場合によってはマイルなど他のポイントや、電子マネーに交換することも可能です。
このカードポイントはクレジットカードを利用する上で大きなメリットの1つなのですが、ボーナス払いにした場合にはポイント還元率が下がってしまうカードがあるのです。
具体的には、高島屋カードの場合、本来8%のポイント還元率が1%まで下がるため、ポイントの面ではお得感はありません。
ボーナス払いによる金利メリットか、ポイント還元率を重視するのか、そのバランスを考慮して利用する必要があります。
ボーナスが出なくなる可能性あり
ボーナスが出ることをあてにしてボーナス払いにしたものの、いざボーナス月になってみたら、思ったほどのボーナスが出なかったり、下手をすればボーナスカットとなる可能性も否めません。
少子化に伴い、企業のベースアップが確保されない時代で、尚且つ企業の存在寿命が労働者の労働寿命を下回っている時代であるため、ボーナスが保障されている時代ではないのです。
特に中小零細企業では、ボーナスが出ない可能性もあるため、ボーナスをあてにした過剰な支払いは大きなリスクとなるでしょう。
まとめ
クレジットカードにはさまざまな支払い方法があります。
お金に余裕がある場合は一括払い、お金に余裕がない場合や高額な支払いをした場合には分割払いやリボ払いを利用することで、家計の負担を抑えることができるでしょう。
そんな中、盲点ともいうべき便利な支払方法として、ボーナス払いがあります。
支払いまでの期間が長いにも関わらず、金利手数料がかからないため、とてもありがたい支払サービスだといえるでしょう。
ボーナス払いは数多くのメリットがありますが、一方で少なからずのデメリットもあげられます。
メリットとデメリットのバランスに配慮して利用されることをオススメします。

参考になったら
いいね!をお願いします
女性の悩みに関する最新情報をお届けします